ぎっくり腰とは?症状と主な原因
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急な動作で腰の筋肉や靭帯に負担がかかり、炎症が起こる仕組み
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「骨の異常」ではなく、筋肉・関節・神経への負担によるケースが多いと言われている
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よくある発症のタイミング(朝の起き上がり・荷物を持ち上げたとき・くしゃみなど)
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「動けない」「立てない」ほどの痛みでも数日で改善することもある
ぎっくり腰のとき病院は何科?正しい選び方
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強い痛み・しびれ・発熱がある場合は「整形外科」が基本
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筋肉や関節の炎症確認にはレントゲンやMRI検査が行われる
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軽症で動ける場合は「整骨院」「整体院」での施術も検討可能
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各施設の特徴:
┗ 整形外科:画像検査と投薬中心
┗ 整骨院:国家資格者による施術・保険適用のケースも
┗ 整体院:姿勢・骨格のバランス調整による再発予防アプローチ
受診前にチェックしたい「重症サイン」
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足のしびれ・麻痺・排尿障害がある場合は椎間板ヘルニアや神経障害の可能性も
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発熱や体のだるさを伴う場合は感染症性の炎症(化膿性脊椎炎など)
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痛みが長引く・再発を繰り返す場合は慢性腰痛のサイン
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受診時に伝えるべき情報(痛みの出方・持続時間・生活習慣など)
ぎっくり腰直後の応急処置と自宅ケア
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発症から48時間以内は「冷却」が基本(氷嚢・冷湿布)
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その後は「温めて血流促進」へ切り替える
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無理に動かず、横向き姿勢で安静にする
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コルセット・骨盤ベルトの正しい使い方
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日常生活での注意点:長時間同じ姿勢を避ける、睡眠姿勢の工夫
再発予防のための習慣とセルフケア
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体幹(腹筋・背筋)をバランスよく鍛えるストレッチ
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湿度や冷えによる筋肉の硬直を防ぐ温活習慣
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デスクワーク時の正しい姿勢・椅子の高さ調整
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ストレス・睡眠不足と腰痛悪化の関係
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整体・ストレッチ・ウォーキングを継続的に行うことの重要性
ぎっくり腰とは?症状と主な原因
「朝起き上がった瞬間に腰が抜けるように痛んだ」「荷物を持ち上げようとしたら動けなくなった」——そんな経験がある方もいるかもしれません。これが、いわゆる“ぎっくり腰”と呼ばれる状態です。
急な動作で腰に炎症が起こる仕組み
ぎっくり腰は、正式には「急性腰痛症」と呼ばれています。
急な動作や無理な姿勢によって、腰の筋肉や靭帯に過度な負担がかかり、炎症が生じることが主な原因とされています。
日本整形外科学会によると、「骨や椎間板の異常」ではなく、筋肉・関節・神経などの一時的な損傷や緊張によって痛みが生じるケースが多いと言われています(引用元:日本整形外科学会)。
よくある発症のタイミングと背景
発症のきっかけとして多いのは、
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朝、布団から起き上がるとき
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重い荷物を持ち上げた瞬間
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くしゃみや咳をした拍子
など、日常の中のちょっとした動作です。
疲労の蓄積や冷え、筋肉のこわばり、姿勢のクセなどが重なると、急に痛みが出ることがあると言われています。
また、寒暖差の大きい季節や長時間同じ姿勢をとる生活が続くと、筋肉が硬くなりやすく、ぎっくり腰を起こしやすくなるとも考えられています。
「立てない」ほどの痛みでも回復は可能
多くの場合、強い痛みは数日から1週間程度で軽減すると言われています。
特に、安静と冷却を行い、無理な動作を避けることで自然に改善していくケースが多いようです。
ただし、痛みが長引く・しびれを伴う・再発を繰り返す場合には、椎間板ヘルニアや神経圧迫などの別の要因が関係していることもあります。
そのため、自己判断せず、早めに整形外科での触診や検査を受けることがすすめられています(引用元:Medical Note)。
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