首の右後ろが痛い原因は？寝違え・神経・姿勢の影響とセルフケア法を解説

痛み方でわかるタイプ別の特徴とセルフチェック

「首の右後ろが痛い」と一口に言っても、その痛み方の違いによって原因がまったく異なることがあります。
ズキズキするのか、ピリピリとしびれるのか、あるいは重だるいのか——自分の痛みの特徴を知ることは、原因を見極める第一歩です。

【ズキズキ痛む】筋肉や靭帯の炎症、寝違えの可能性

朝起きたときや急に動かしたときに「ズキッ」とくる痛みは、筋肉や靭帯の一時的な炎症によるものとされています。
寝違えのように、無理な姿勢のまま長時間寝ていた場合や、デスクワークで首を動かさずに固めてしまったときなどに起こりやすいです。
筋肉の微細な損傷や血行不良が原因と言われており、発症直後は冷却・安静が基本とされています。

【ピリピリ・しびれる】神経の圧迫や椎間板のトラブル

「右側だけがピリピリする」「肩から腕にかけてしびれる」場合は、神経が圧迫されている可能性があると言われています。
頸椎椎間板ヘルニアや頸椎症性神経根症など、神経の出口付近で炎症や圧迫が起こると、このような症状が出やすくなります。
症状が数日以上続く、または手先の感覚が鈍い場合は、整形外科での検査を検討したほうが安心です。

【鈍い重だるさ】姿勢不良やストレートネック傾向

「ずっと同じ姿勢をしていると首が重い」「肩の付け根がだるい」といった鈍痛は、姿勢の乱れやストレートネックが関係していることが多いです。
頭が前に出る姿勢では、首の後ろの筋肉（僧帽筋・頭板状筋など）が常に引っ張られた状態になります。
この緊張が続くと筋肉が硬直し、血流が滞って痛みを感じやすくなると考えられています。

【首を回すと痛い】関節や筋膜の硬直によるケース

首を動かすときに「引っかかる」「ゴリゴリする」といった違和感がある場合、関節や筋膜の硬直が影響していると言われています。
この場合、無理にストレッチを行うよりも、まずは温めて血流を促すことがポイントです。
痛みが軽減してから、肩甲骨や背中を動かす軽い体操を取り入れるのが理想的です。

鏡でできるセルフチェック法

痛みがあるときは、鏡の前で左右の肩の高さを確認してみましょう。
もし片方が上がっていたり、首が片側に傾いていたら、筋肉のバランスが崩れているサインかもしれません。
また、顔を正面に向けたときに耳と肩のラインがまっすぐかをチェックすることで、姿勢の偏りも把握しやすくなります。
（引用元：EPARK接骨・整体、NHK健康チャンネル）

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